【ASMRレビュー】『ねこぐらし。2〜シロ猫少女の甘えんぼう〜 CV:竹達彩奈』の感想・評価・音響特性

擬人化された猫娘たちとの癒やしの時間を描く「ねこぐらし。」シリーズ。そのシーズン2の第3弾となる本作『ねこぐらし。2〜シロ猫少女の甘えんぼう〜』(CV:竹達彩奈 / サークル:CANDY VOICE)は、竹達彩奈さん演じるシロ猫と再会し、「マタタビの湯」を舞台に至れり尽くせりのおもてなしを受けながら、甘やかな時間を過ごす長尺シチュエーションASMRです。
前作では一生懸命に背伸びをしてお世話をしてくれたシロ猫ですが、本作ではその健気さを残しつつ、主人公への好意と甘えをストレートにぶつけてきます。ふとした瞬間にこぼれる「お兄ちゃん」という呼び方や、自分から膝枕をおねだりしてくる無防備な姿に、思わず頬が緩み胸が高鳴るような愛おしさを覚えます。
本記事では、前作からぐっと距離が縮まったシロ猫の愛らしい変化と、穏やかで没入感の高い水音やマッサージが生み出す至福の癒やし体験について客観的に分析します。
作品の基本情報
| 作品名 | ねこぐらし。2〜シロ猫少女の甘えんぼう〜 |
|---|---|
| 出演声優 | 竹達彩奈 |
| 制作 | CANDY VOICE |
| シナリオ | 柳出國男 |
| 収録時間 | 約125分 |
| 作品形式 | ボイス・ASMR |
| 傾向 | 猫娘/妹系/温泉/甘えんぼう/穏やかな施術/水音/睡眠・リラックス |
| 配信開始日 | 2020年11月2日 |
どんな内容か?
今回あなたを待っているのは、前作でも一緒に過ごしたシロ猫です。
舞台は「ねこぐらし。2」でおなじみの「マタタビの湯」。
温泉で身体を洗ってもらったり、髪をシャンプーしてもらったり、耳を掃除してもらったりしながら、シロ猫との再会後の時間をゆっくり過ごしていきます。
シロ猫は、前作から変わらず明るく可愛らしい女の子です。
基本的には礼儀正しく、主人公のことも「お兄様」と呼びます。
そして、自分が癒す側になろうと頑張ってくれるところも同じです。
ただし、今回は少し違います。
二人の関係がすでにできているため、以前よりも気持ちを隠さなくなっています。
不意に「お兄ちゃん」と呼んでしまう。
こちらへ甘えてくる。
自分も膝枕してほしいとお願いする。
自分と施術のどちらが好きなのか聞いてくる。
前作では「お兄様のお世話をしたい」という気持ちが強かったシロ猫が、本作では「お兄様に自分のことも見ていてほしい」と素直に求めるようになっています。
ASMRでは、炭酸シャンプーや頭皮・耳マッサージ、耳かき、顔や耳のオイルマッサージ、背中・肩へのマッサージなどを収録。
途中には線香花火を聞きながら会話する時間もあり、施術だけではない夏の夜らしいひとときも楽しめます。
そのため本作は、温泉でさまざまなお世話をしてもらいながら、前作よりも甘え上手になったシロ猫との距離の近さを味わえる構成です。
サンプル音声
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音質・演技・没入感の評価
距離感と音の作り
本作は、「ねこぐらし。2」の前2作と同じく、温泉の水音を生かした施術が中心です。
序盤では、身体を洗うゴシゴシとした音と炭酸シャンプーの泡立つ音を楽しめます。
どちらも「擦る」という点では近い刺激ですが、身体を洗う時の接触音と、髪を泡立てる時の少し重みのある音には違いがあり、同じ場面の中でも質感が単調になりません。
そこから頭皮・耳マッサージへ進むと、刺激はさらに穏やかになります。
施術前に聞こえるお湯のちょろちょろした音も印象的で、マッサージが始まる前から温泉らしい水音で力を抜きやすくなっています。
シロ猫の話し方も柔らかいため、水音と声のどちらかが強く前へ出るというより、両方を一緒に聴きながら休みやすいパートです。
耳かきも強い刺激を狙ったタイプではありません。
施術前には猫じゃらしで顔を撫でてもらう場面があり、その後の耳かきもゆったりと進みます。
ゴリゴリと耳の奥を強く刺激する作品より、竹達彩奈さんの声を聞きながら穏やかな耳かきを受けたい人向けです。
本作で音として特に個性があるのが、顔・耳まわりのオイルマッサージ。
オイルのぬるっとした質感が分かりやすく、耳へ触れた時には少し深く響くような感覚があります。
カリカリ系の耳かきとは方向が違い、液体感を伴った重めの接触音をじっくり楽しめるパートです。
さらに線香花火では、パチパチと小さく弾ける音を聞きながらシロ猫と会話。
温泉の水音やマッサージとは違った、静かな環境音として作品に変化を加えています。
背中・肩マッサージも、座った状態と横になった状態があり、同じ施術でも姿勢の違いを想像しながら聴けます。
音響については、前シリーズのシロ猫編と比べてまとまりが良くなっています。
前作は2020年のシリーズ初期作品ということもあり、現在のCANDY VOICE作品と比べると空間表現や音量バランスに粗さがありました。
本作では、足音や扉、料理音、水音など周囲の音がより自然につながり、声と施術音を一緒に聴いた時の違和感が少なくなっています。
もちろん、現在のCANDY VOICE作品ほど細かな動きや距離変化を精密に描く音響ではありません。
ただ、シロ猫の声を中心にしながら各施術音もしっかり残っており、「ねこぐらし。」初期からの音作りの変化を感じやすい作品です。
演技のトーンと表現
竹達彩奈さんの代表作と言える、以下の役との演技比較
『けいおん!』中野梓
→ 真面目な後輩らしさがあり、周囲のゆるい空気に振り回されつつも、素直な可愛さが印象に残るキャラクター
『五等分の花嫁』中野二乃
→ 強気で姉妹思い、好きな相手には一直線に向かう感情の強さが印象的なキャラクター
という、真面目で可愛らしい後輩から、感情をはっきり表へ出す強気な人物まで演じています。
本作のシロ猫では、年下・妹らしい可愛らしさと、主人公への素直な好意を前面に出した柔らかな演技が中心です。
特に今回の主な聴きどころは、以下の通りです。
- 基本となる礼儀正しい「お兄様」呼び
- 前作から変わらない無邪気な可愛らしさ
- お世話を一生懸命しようとする健気な声
- シャンプーやマッサージ中の柔らかな語り
- 耳元へ近づいた時の囁き
- 不意に「お兄ちゃん」と呼んでしまう瞬間
- 主人公へ自分から甘える時の声
- 「自分も構ってほしい」という気持ちがにじむ可愛らしさ
- 膝枕をお願いする時の素直な甘え
- 寝かしつけでの落ち着いた声
前作との違いが最も分かりやすいのは、「誰が誰を甘やかすのか」という関係性です。
前作のシロ猫は年下らしさがありながらも、主人公を「お兄様」として一生懸命お世話していました。
つまり、可愛い妹のような存在なのに、自分がお兄様を癒そうと頑張る。
この少し背伸びした姿が魅力でした。
本作では、そこへ逆方向の感情が加わります。
お兄様を癒してあげたい。
でも、自分も甘えたい。
自分のことも見てほしい。
膝枕もしてほしい。
この両方が同居するようになります。
竹達彩奈さんも、シロ猫を急に幼く演じ直すのではなく、前作の丁寧な話し方や健気さを残したまま、少しだけ距離を縮めています。
その象徴が「お兄様」と「お兄ちゃん」です。
普段はいつもの呼び方を守っているのに、気持ちが緩んだ瞬間だけ、より親しい「お兄ちゃん」が出てしまう。
呼び方の小さな変化だけで、前作から二人がどれだけ近くなったのかを感じられるのが本作の良いところです。
没入感と聴きやすさ
本作は約125分あり、温泉でのシャンプーからマッサージ、耳かき、線香花火、寝かしつけまでをゆっくり楽しめます。
施術自体は豊富ですが、刺激の強弱は比較的穏やかです。
炭酸シャンプーも極端に強い発泡音を押し出さず、耳かきも刺激的なゴリゴリ系ではない。
背中や肩のマッサージも大きな音で意識を引き戻すタイプではありません。
そのため、場面は変化しながらも聴き心地は一定して穏やかです。
特に頭皮・耳マッサージでは、水の流れる音と柔らかな施術が続くため、早い段階から眠気を感じやすくなっています。
オイルマッサージも一定した接触音が中心で、音を細かく追わなくてもリラックスしやすいパートです。
線香花火は施術から少し離れますが、パチパチという小さな音と会話が中心なので、作品全体の落ち着いた雰囲気を大きく崩しません。
そして本作では、膝枕の使い方がキャラクター面でも重要です。
シロ猫に膝枕してもらうだけではなく、その前にシロ猫自身が「してほしい」と甘えてくる。
これによって一方的にサービスを受けるだけでなく、こちらもシロ猫を甘やかしているような感覚が生まれます。
最後は穏やかな寝かしつけへつながるため、作品の流れをそのまま睡眠導入として使いやすくなっています。
一方で、前作を聴いている場合は、「お兄ちゃん」呼びやシロ猫からの甘えなど関係性の変化が気になり、初回は会話へ意識が向きやすいかもしれません。
それでもストーリーが施術を長時間止めるタイプではなく、キャラクターとの距離の変化を楽しみながら、そのまま寝落ちできるバランスにまとまっています。
良かった点
- 竹達彩奈さんの可愛らしい声と、妹系のシロ猫がよく合っている
- 前作の無邪気さや礼儀正しさを残したまま、主人公との距離が縮まっている
- 基本の「お兄様」から不意に「お兄ちゃん」と呼んでしまう変化が可愛い
- 前作よりシロ猫自身が甘える場面が増えている
- 甘やかされるだけでなく、こちらからシロ猫を甘やかす関係も楽しめる
- 膝枕をしてほしいとお願いする場面がタイトルの「甘えんぼう」をよく表している
- 炭酸シャンプーや温泉の水音を穏やかに楽しめる
- 身体を洗う音とシャンプー音で異なる質感を楽しめる
- 頭皮・耳マッサージ前の水音からリラックスしやすい
- 耳かきが強すぎず、竹達彩奈さんの声と一緒に聴きやすい
- 猫じゃらしを使った顔まわりへの刺激もある
- 顔・耳のオイルマッサージはぬるっとした独特の質感がある
- 線香花火の環境音で、施術とは違った静かな時間も楽しめる
- 背中・肩マッサージから寝かしつけまで穏やかな流れが続く
- 前シリーズより声とSEのまとまりが良く、音響面でも聴きやすくなっている
気になった点
- 全体的に施術音が穏やかで、強い刺激を求める人には物足りない可能性がある
- 耳かきもゴリゴリ系・強刺激系ではなく、聴き心地を優先したタイプ
- 炭酸シャンプーも刺激の強さより、水音や泡の質感を楽しむ方向
- 個性的・奇抜なASMR音よりも、シャンプーやマッサージなど比較的定番の施術が中心
- 前作を聴いていなくても癒し作品として楽しめるが、シロ猫との距離が縮まった変化は前作を知っている方が伝わりやすい
- シロ猫の過去を匂わせる要素も残っているため、完全にストーリーなしの温泉ASMRではない
- 最新のCANDY VOICE作品ほど細かな定位や空間表現が緻密なわけではない
購入者レビューの傾向
① 竹達彩奈さんの声と、前作以上に甘えてくるシロ猫の可愛らしさが好評
竹達彩奈さんの可愛らしい声と、年下・妹系のシロ猫との相性が引き続き高く評価されています。
囁きや穏やかな語りも施術音と合わせやすく、猫らしい反応を含めて自然にキャラクターへ入り込めるという受け取り方が中心です。
特に本作で印象に残りやすいのが、前作からの関係性の変化です。
基本的には「お兄様」と呼びながら、不意に「お兄ちゃん」と口にしてしまう。
膝枕をしてほしいと自分から甘える。
マッサージと自分のどちらが好きなのか気にする。
主人公を癒すだけだった関係に、「シロ猫自身もお兄様に甘えたい」という気持ちが加わったことが、続編ならではの魅力として支持されています。
② 温泉の水音から耳かき・オイルマッサージまで、穏やかな施術が好評
炭酸シャンプー、頭皮・耳マッサージ、耳かき、オイルマッサージ、背中・肩への施術など、さまざまなASMRを楽しめる点が評価されています。
特に水音は「マタタビの湯」という舞台と相性がよく、マッサージが始まる前のお湯の流れる音だけでも眠気を感じやすいという受け取り方があります。
耳かきも刺激を強く前へ出すのではなく、シロ猫の声と一緒に穏やかに楽しめるタイプ。
オイルマッサージでは、ぬるっとした音や耳の奥へ響くような質感が本作の中でも特徴的です。
刺激の珍しさより、竹達彩奈さんの声と施術音を無理なく一緒に聴けることが評価されています。
③ 前シリーズより音がまとまり、睡眠・リラックス用途にも使いやすい
本作では、足音や扉、料理、水音など周囲の音を含めた臨場感や、声とASMR音のバランスを好意的に受け取る声があります。
前シリーズの初期作品と比較して音質やASMR表現が良くなったと感じる意見もあり、シロ猫の声だけが強く出たり、施術音が不自然に離れて聞こえたりする感覚は比較的抑えられています。
一方、施術音自体は全体的に控えめです。
そのため、強い刺激や目新しい音を求める場合には中庸に感じる可能性があります。
ただし、その控えめさが竹達彩奈さんの可愛らしい声を邪魔せず、ASMR初心者でも入りやすい、声と施術のバランスが取れた聴き心地につながっています。
この作品が向いている人
- 竹達彩奈さんの可愛らしい声をASMRでじっくり楽しみたい人
- 年下・妹系の猫娘が好きな人
- 前作のシロ猫が好きで、主人公との関係が進んだ姿を見たい人
- 「お兄様」と呼ばれながら、ときどき「お兄ちゃん」と甘えられたい人
- 一方的に甘やかされるだけでなく、シロ猫のことも甘やかしたい人
- 強い刺激より、穏やかな耳かきやマッサージを好む人
- 温泉、シャワー、シャンプーなど水音系ASMRが好きな人
- オイルマッサージのぬるっとした接触音を楽しみたい人
- 2時間前後の作品を流しながらゆっくり寝落ちしたい人
- ASMR作品をあまり聴いたことがなく、刺激の強すぎない作品から試したい人
逆に以下の人には、やや方向性が異なります。
- 強いゴリゴリ系の耳かきや刺激的なASMRを求める人
- 珍しい音や尖った施術を最優先する人
- 最新のCANDY VOICE作品のような細かな定位・距離移動を最優先する人
- シロ猫との関係性やシリーズ設定には触れず、施術音だけを聴きたい人
総合評価・まとめ
健気な妹猫の「お兄ちゃん」に悶絶!穏やかな水音と甘やかな息遣いに脳がとろける極上の125分
本作の最大の魅力は、前作から一歩踏み込み、素直な好意をむき出しにして甘えてくるシロ猫との「圧倒的な距離の近さ」にあります。奇抜な刺激に頼らない王道で穏やかなASMR音響と、竹達彩奈さんの甘く柔らかな声が完璧に調和し、聴覚から全身の緊張が解きほぐされていく至高のリラックス体験が待っています。
- 不意打ちの「お兄ちゃん」に心臓が跳ねる、愛おしすぎる関係性の変化: 竹達彩奈さん演じるシロ猫は、年下らしい無邪気さと、一生懸命に尽くそうとする健気さのバランスが絶妙です。本作では「お兄様を癒やしたい」という前作の立ち位置からさらに進み、「自分も甘えたい」という感情がダイレクトに伝わってきます。普段は丁寧に「お兄様」と呼びながらも、ふとした瞬間にポロっと「お兄ちゃん」とこぼれる声の破壊力は凄まじく、イヤホン越しにその響きを受けた瞬間、愛おしさで胸が締め付けられます。「マッサージと私のどっちが好き?」とヤキモチを焼く姿や、自分から膝枕をおねだりしてくる無防備な様子は、まさにタイトルの「甘えんぼう」そのものです。
- 没入感を高める緻密な環境音と、極上のオイルマッサージ: ASMRパートは、耳を突き刺すような強い刺激を抑え、日常的で穏やかな音をじっくりと聴かせる構成に仕上がっています。「トラックリスト-09061.JPG」にある通り、19分55秒にわたる『温泉でお背中流し&炭酸シャンプー』や、20分46秒の『温泉で頭皮&お耳のマッサージ』など、長尺で豊かな水音とマッサージ音を堪能できます。中でも特筆すべきは21分23秒収録の『シロ猫特製お顔のオイルマッサージ』です。ぬるりとしたオイルの水分感と、耳の奥深くへと響く接触音が心地よく、竹達彩奈さんの柔らかな語りかけと相まって、脳の芯からとろけるような感覚に陥ります。
- 穏やかな音の連続がもたらす、至高の睡眠導入: 多くのリスナーから「前シリーズより空間表現や音響が向上した」と支持されている通り、足音や扉の開閉、温泉の水音といった環境音が非常に立体的で、本当に「マタタビの湯」に滞在しているかのようなリアリティを生み出しています。全体の音量が強すぎず、シロ猫の声も極端に前に出すぎないため、声と施術音が極めて自然に溶け合っているのが特徴です。後半の肩たたきから線香花火のパチパチとした音、そして膝枕での寝かしつけへと至る流れはひたすらに穏やかで、シロ猫の甘い息遣いに包まれているうち、抗えない眠気の波に飲み込まれていきます。
結論として、強い刺激よりも、温泉の豊かな水音や優しいマッサージの心地よさに包まれたい方、そして何より、竹達彩奈さん演じる可愛い妹猫に心ゆくまで甘えられ、身も心もとろけたい方に、自信を持っておすすめできる一本です。
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