【ASMRレビュー】『ねこぐらし。2〜ミケ猫少女とマタタビの湯〜 CV:上坂すみれ』の感想・評価・音響特性

2026年3月31日作品レビュー

ねこぐらし。2 ミケ猫少女 レビュー

擬人化された猫娘たちとの癒やしの時間を描く「ねこぐらし。」シリーズ。そのシーズン2の第1弾となる本作『ねこぐらし。2〜ミケ猫少女とマタタビの湯〜』(CV:上坂すみれ / サークル:CANDY VOICE)は、上坂すみれさん演じる「ミケ猫」との再会を果たし、風情ある温泉旅館を舞台に至れり尽くせりのおもてなしを受ける長尺シチュエーションASMRです。

前作で控えめでおどおどしていたミケ猫ですが、本作では主人公との再会を無邪気に喜び、照れながらも一生懸命に距離を縮めようとしてくれます。さらに「マタタビの湯」という特別な環境も相まって、普段は隠れている少し大胆な一面や艶っぽさが引き出されているのが本作の大きな見どころです。

本記事では、前作から確かな変化を見せるミケ猫との甘い関係性と、温泉旅館の空間を丸ごと切り取ったかのような立体的な音響が生み出す没入感について客観的に分析します。

作品の基本情報

ねこぐらし。2 ミケ猫少女

作品名ねこぐらし。2〜ミケ猫少女とマタタビの湯〜
出演声優上坂すみれ
制作CANDY VOICE
シナリオ柳出國男
収録時間約155分
作品形式ボイス・ASMR
傾向猫娘/温泉/照れ屋/再会/吐息多め/甘やかし/睡眠・リラックス
配信開始日2020年10月5日

どんな内容か?

今回あなたを待っているのは、前作でも癒してくれたミケ猫です。

舞台となるのは「マタタビの湯」。

温泉旅館へ到着すると、並んで歩く下駄の音やふすまの開閉、水の流れる音などを通して、ミケ猫と再び過ごす時間が始まります。

前作のミケ猫は、人と話すことがあまり得意ではなく、自分から距離を縮めることにも慎重な女の子でした。

今回もその性格自体は残っています。

温泉で距離が近くなれば「あまり見ないで」と恥ずかしがり、好意を伝える時にもどこか照れがある。

ただ、以前とは明らかに違う部分もあります。

再会できたことを嬉しそうに伝える。

前より自然にこちらへ近づく。

自分から気持ちを言葉にする。

二人がすでに一度特別な時間を過ごしているからこその近さがあります。

さらにマタタビの影響もあり、普段より少し無邪気になったり、思い切った行動へ出たりすることも。

控えめなミケ猫が完全に別人になるのではなく、安心できる相手の前だからこそ、これまで隠れていた一面が出てくるのが本作らしいところです。

ASMRでは温泉という舞台を生かし、炭酸シャンプーや背中流し、頭皮・耳マッサージなど水を使った施術が充実。

その後も耳かき、猫じゃらし、顔のオイルマッサージ、背中や肩のマッサージ、膝枕、寝かしつけと、約155分をかけてじっくり癒してくれます。

そのため本作は、ミケ猫との再会を喜びながら、温泉ならではの水音と多彩な施術に包まれ、前作より一歩近づいた二人の関係を楽しめる構成です。

サンプル音声

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音質・演技・没入感の評価

距離感と音の作り

本作で大きく印象に残るのは、温泉という舞台をASMRへしっかり生かしていることです。

温泉へ向かう場面から、

  • 並んで歩く足音
  • 下駄の音
  • ふすまの開閉
  • 温泉の流れる音
  • 鹿威し
  • 囲炉裏や薪を思わせる環境音

などが入り、台詞だけに頼らず場所や動きを伝えています。

そのため「温泉へ来た」と説明されるだけではなく、音を追っているうちに旅館の中を一緒に移動している感覚を得やすくなっています。

特に温泉へ入ってからは、水音が本作の土台です。

炭酸シャンプーでは細かなパチパチ音に加え、髪を洗う音やお湯で流す音が重なります。

背中流しではゴシゴシとした接触音。

頭皮・耳マッサージでは、お湯が流れる環境の中でマッサージ音とミケ猫の呼吸が一定のリズムで続きます。

水音そのものが背景として常に存在することで、耳への施術だけを切り取ったASMRより空間に広がりがあります。

このあたりは前作から分かりやすく変化した部分です。

前作は耳かきや吐息など一つひとつの音に魅力がある一方、2020年のシリーズ最初期作品らしく、声とSEの距離や空間のつながりには粗さもありました。

本作では温泉の水音や足音、ふすまなど環境を構成する音が増え、キャラクターだけでなく「どこで何をしているのか」まで音からイメージしやすくなっています。

現在のCANDY VOICE作品ほど細かな動作や距離を緻密に追える音響ではないものの、前作と比べれば場面全体の臨場感は増しています。

耳かきも複数の質感があります。

ゴリゴリ。

カリカリ。

ザザー。

さらに猫じゃらしを使った施術もあり、一種類の耳かき音だけを長く続ける内容ではありません。

ただし、本作のミケ猫編では施術音そのものと同じくらい、あるいは場面によってはそれ以上に吐息の存在感が強くなっています。

耳かき中でも上坂すみれさんの呼吸が近く、施術音と声の間に細かな息遣いが入るため、「耳掃除をされている感覚」と「ミケ猫本人が近くにいる感覚」が同時に続きます。

顔のオイルマッサージでも、オイルを伸ばす音に近距離の吐息が重なり、耳だけではなく顔のすぐそばまで来ていることを想像しやすくなっています。

さらに背中や肩のマッサージでは、上から身体を押されるようなシチュエーションもあり、耳元だけに固定されない距離変化を楽しめます。

演技のトーンと表現

上坂すみれさんの代表作と言える、以下の役との演技比較

『中二病でも恋がしたい!』凸守早苗
→ テンションが高く、中二病全開の独特な言動と勢いのある感情表現が印象的なキャラクター

『オーバーロード』シャルティア・ブラッドフォールン
→ 高貴で妖艶な雰囲気を持ちながら、激情やコミカルな一面まで大きく表現するキャラクター

という、キャラクター性の強い役でも幅広い演技を見せています。

本作のミケ猫はそれらとはかなり方向が異なり、声を抑えた穏やかな話し方と、恥ずかしさをにじませる繊細な演技が中心です。

特に今回の主な聴きどころは、以下の通りです。

  • 再会できたことを喜ぶ柔らかな声
  • 控えめでゆっくりした話し方
  • 温泉で距離が近くなった時の恥ずかしさ
  • 「見ないで」と照れる可愛らしさ
  • 耳元へ近づいた時の穏やかな囁き
  • シャンプーやマッサージ中の一生懸命な息遣い
  • マタタビの影響で普段より無邪気になる変化
  • 前作より素直になった好意の伝え方
  • 少し艶っぽさの混ざる吐息
  • 膝枕や寝かしつけでの静かな声と寝息

前作との違いを最も感じやすいのは、やはり主人公に対する距離です。

ミケ猫はもともと、相手へ積極的に迫るタイプではありません。

恥ずかしがり屋。

真面目。

人とのコミュニケーションにも少し不器用。

その性格は本作でも維持されています。

だからこそ、再会を心から喜んだり、自分から少し踏み込んだ言葉を口にしたりするだけでも、前作からの変化が大きく感じられます。

ここで上坂すみれさんは、単純に「続編だから明るく積極的なキャラクターへ変える」という演技にはしていません。

踏み込んだ直後には照れる。

距離が近くなればやはり恥ずかしい。

大胆になっても、ミケ猫らしい控えめさは残っている。

前作で作られた性格を守りながら、「この人には以前より心を開いている」という差だけを加えていることが、続編として自然な演技につながっています。

そして今回は、マタタビによる変化もあります。

普段より少し無邪気。

少し素直。

少し積極的。

場面によっては、いつものミケ猫からは想像しにくいいたずらっぽさも見せます。

ただ、それも完全な別人格になるのではなく、「普段なら恥ずかしくて抑えているものが表に出ている」ように聞こえるため、前作を知っているほどギャップを楽しみやすくなっています。

没入感と聴きやすさ

本作は約155分あり、かなり長くリラックスできる構成です。

炭酸シャンプー。

頭皮・耳マッサージ。

耳かき。

オイルマッサージ。

背中・肩もみ。

膝枕。

寝かしつけ。

施術は次々に変化しますが、全体のテンションは低めで、上坂すみれさんの話し方も穏やか。

そのため、場面が切り替わってもリラックス感が大きく途切れません。

特に頭皮・耳マッサージでは、水が流れる音と一定したマッサージ、ミケ猫の呼吸が重なります。

ストーリーを追う必要も比較的少なく、同じリズムがしばらく続くため、本作の中でも寝落ちしやすいパートです。

耳かきも、細かな音を集中して聞くことはできますが、同時に上坂すみれさんの吐息が穏やかに続くため、刺激を追わずにそのまま眠る使い方にも向いています。

そして最後は膝枕から寝かしつけへ。

会話や動きが落ち着き、静かな吐息や寝息を近くで聞けるため、そのまま意識を落としやすくなっています。

一方、前作を知っている場合は、初回だけはミケ猫の変化が気になって聴き込んでしまう可能性があります。

前より積極的になったこと。

再会を喜んでいること。

彼女自身の過去が少し見えてくること。

他の猫娘や猫神様について触れること。

こうしたシリーズ要素もあるため、単純な温泉ASMRだけではありません。

それでも物語が施術を長時間止めるほど前へ出るわけではなく、ストーリーを楽しみながらも、睡眠・リラックス用途として繰り返し使いやすいバランスです。

良かった点

  • 前作のミケ猫と再会し、二人の関係が進んだことを感じられる
  • 恥ずかしがり屋・控えめという基本性格を崩さず、以前より積極的になっている
  • 再会を素直に喜ぶミケ猫の可愛らしさを楽しめる
  • マタタビの影響で、普段とは少し違う無邪気な一面が見える
  • 上坂すみれさんの穏やかな声と照れた演技がミケ猫によく合っている
  • 前作から特徴的だった吐息をさらに多彩な場面で楽しめる
  • 温泉、シャンプー、耳かき、マッサージ、添い寝でそれぞれ違った息遣いが入る
  • 温泉の水音が作品全体のリラックス感を高めている
  • 炭酸シャンプーではパチパチ音、洗髪、お湯を流す音をまとめて楽しめる
  • 頭皮・耳マッサージは一定した刺激と呼吸が続き、睡眠用途と相性がよい
  • 耳かきは複数の質感があり、猫じゃらしを使った施術も楽しめる
  • オイルマッサージでは近距離の吐息をじっくり聴ける
  • 下駄、足音、ふすまなど、説明に頼らず旅館の空間を伝える環境音がある
  • 膝枕から寝かしつけまで流れがあり、そのまま眠りやすい
  • ミケ猫の過去やシリーズ全体の物語にも少し踏み込んでいる

気になった点

  • 前作を知らなくてもASMR自体は楽しめるが、ミケ猫との関係性の変化は前作を聴いていた方が分かりやすい
  • 約155分と長いため、短時間で一作品を聴き切りたい人には長く感じる可能性がある
  • 吐息の存在感がかなり強いため、施術音だけを集中して聴きたい人とは好みが分かれる
  • 強いカリカリ音だけを長時間楽しむ耳かき特化作品ではない
  • 温泉の水音が多く、水音系ASMRが苦手な人には合いにくい
  • マタタビによって普段より無邪気・積極的になるため、前作の控えめなミケ猫だけを求める場合は少し印象が変わる
  • シリーズの背景やミケ猫自身の過去にも触れるため、完全にストーリーなしの施術特化作品ではない

購入者レビューの傾向

① 温泉ならではの水音と多彩な施術による癒しが高く評価されている

炭酸シャンプー、頭皮・耳マッサージ、耳かき、オイルマッサージ、背中・肩もみ、寝かしつけと、約155分を通してさまざまな施術を楽しめる点が支持されています。
特に温泉の水音を生かしたパートへの評価が高く、炭酸のパチパチ音、髪を洗う音、お湯ですすぐ音などが作品全体のリラックス感につながっています。
頭皮・耳マッサージでは、一定したマッサージ音とお湯の流れ、穏やかな呼吸が重なることで、そのまま寝落ちしたという声もあります。
また、下駄や足音、ふすまなどの音から状況を想像できることも好評で、温泉へ来てミケ猫と一緒に過ごしている感覚を、台詞だけではなく環境音から作っていることが評価されています。

② 前作から続く吐息の魅力が、温泉とマタタビによってさらに強くなっている

上坂すみれさんの吐息や呼吸は、前作に続いてミケ猫編を代表する魅力として評価されています。
今回はシャンプー中の一生懸命な息遣い、耳かき中の近い呼吸、オイルマッサージでの吐息、寝かしつけでの静かな寝息など、場面によって聞こえ方が変わります。
中でも、至近距離で吸って吐いてを繰り返す呼吸を印象的な場面として挙げる声もあります。
また、マタタビの湯という設定もあり、前作より少し無邪気で艶っぽく感じられるところも特徴です。
耳かきやマッサージの施術音だけでなく、「近くにいるミケ猫自身の呼吸」をASMRとして楽しみたい人と特に相性がよい作品です。

③ ミケ猫との距離が縮まったことを感じられる続編として好評

前作では控えめで恥ずかしがり屋だったミケ猫が、本作では主人公との再会を素直に喜び、以前より自分から好意を見せるようになった変化が支持されています。
ただし、恥ずかしがり屋・真面目という性格まで消えたわけではありません。
温泉ではやはり照れる。
距離が近づけば恥ずかしがる。
大胆になった後にもミケ猫らしい反応が残る。
そのため、キャラクターが変わったのではなく、主人公との関係が深まったことで見せられる表情が増えたと受け取りやすくなっています。
さらにミケ猫自身の過去や猫鳴館との関係にも少し触れられ、シリーズ全体の物語が進んだことも続編らしい要素として評価されています。

この作品が向いている人

  • 上坂すみれさんの穏やかな囁きや吐息をASMRでじっくり楽しみたい人
  • 前作のミケ猫が好きで、その後の関係を見たい人
  • 恥ずかしがり屋な女の子が少しずつ積極的になる変化が好きな人
  • 温泉や水音を使ったASMRが好きな人
  • 炭酸シャンプーや頭皮マッサージなど、水を使った施術を楽しみたい人
  • 耳かきと近距離の吐息を一緒に楽しみたい人
  • 長時間の施術を流しながらリラックス・寝落ちしたい人
  • ASMRだけでなく、「ねこぐらし。」シリーズの物語も追いたい人

逆に以下の人には、やや方向性が異なります。

  • 水音をあまり入れず、耳かき音だけを長時間聴きたい人
  • 吐息の存在感が強いASMRが苦手な人
  • 150分前後の長尺作品を聴き切るのが負担な人
  • 前作の控えめなミケ猫から距離感が変化することを望まない人
  • ストーリー要素を入れず、完全に施術だけを楽しみたい人

総合評価・まとめ

心も身体も溶けていく!温泉の臨場感と「再会」が生み出す、甘く無防備な吐息のシャワー

本作の最大の魅力は、温泉旅館という空間の圧倒的な臨場感と、一度距離を縮めた「ミケ猫」だからこそ見せてくれる無防備な甘さにあります。下駄の音や温泉の流れる水音が響く中、上坂すみれさんの極上の吐息を至近距離で浴び続ける体験は、聴覚から全身の力が抜け落ちていくような深いリラックス効果をもたらします。

  • 温泉旅館へワープしたかのような立体的な空間設計: 下駄を鳴らして歩く足音、ふすまが開く音、そして鼓膜のすぐ側で弾ける炭酸シャンプーのパチパチとした泡立ちや、遠くで響く鹿威し(ししおどし)の音。これらの環境音が単なる背景ではなく、ミケ猫と一緒に温泉街を歩き、湯船に浸かっているという「空間の共有」を強烈に錯覚させます。ちゃぷちゃぷとお湯で髪を流す瑞々しい水音に包まれていると、本当に頭皮から日常の疲れが洗い流されていくような心地よさに、自然と全身がほぐれていきます。
  • 「控えめ」なのに「積極的」。再会とマタタビが引き起こす絶妙なギャップ: 前作の少しおどおどした真面目な性格はそのままに、本作では「大好きな人にまた会えた」という真っ直ぐな喜びが声の端々から溢れ出しています。さらにマタタビの影響で少しだけ大胆になり、普段なら言えないような素直な感情をぶつけてくる姿はいじらしさ満点。自分から距離を詰めておきながら結局恥ずかしくなって赤面してしまう、その「性格は変わらないまま関係性だけが前進している」リアルな距離感の変化に、聴いていて思わず口元が緩んでしまうこと間違いありません。
  • 鼓膜を撫でる上坂すみれさんの「吐息」のバリエーション: 本作のASMR体験を決定づけているのが、場面ごとに表情を変える極上の「吐息」です。一生懸命に背中を流す時の弾むような息遣い、耳かき中にすぐ隣から吹き込まれる熱を帯びた吐息、そして膝枕での寝かしつけの際の静かで安心しきった寝息。イヤホン越しに呼吸の熱さまで伝わってくるほどの生々しさがあり、耳元で吐息を感じるたびに背筋がゾクッとするような心地よい刺激が押し寄せます。多くのリスナーが「マッサージや水音で寝落ちしてしまった」と支持している通り、一定のリズムで刻まれる優しい呼吸は、深い眠りへと誘う最高の睡眠導入剤となっています。

結論として、ミケ猫の控えめで初々しい可愛らしさを愛でつつ、温泉の豊かな水音と変幻自在な吐息に包まれて、心ゆくまで甘やかされたい方に自信を持っておすすめできる癒やしの傑作です。

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