【ASMRレビュー】『ねこぐらし。2〜クロ猫少女とホロ酔い湯船〜 CV:逢田梨香子』の感想・評価・音響特性

擬人化された猫娘たちとの癒やしの時間を描く「ねこぐらし。」シリーズ。そのシーズン2の第4弾となる本作『ねこぐらし。2〜クロ猫少女とホロ酔い湯船〜』(CV:逢田梨香子 / サークル:CANDY VOICE)は、逢田梨香子さん演じるクロ猫と「マタタビの湯」で再会し、至れり尽くせりの施術を受けながらホロ酔い気分の甘やかな時間を過ごす長尺シチュエーションASMRです。
前作で印象的だった気取らないタメ口やボーイッシュな魅力はそのままに、本作では主人公との距離感が一段と近くなっているのが最大の特徴です。温泉で二人きりというシチュエーションに思わず照れてしまったり、何気ない会話の端々に甘酸っぱい恋の予感が滲んだりと、気心の知れた相手にだけ見せる不意の「乙女心」に、聴覚を通して心臓が高鳴るのを感じます。
本記事では、幼馴染や同級生を思わせるクロ猫の愛らしい変化と、微細な環境音まで緻密に作り込まれたASMRがもたらす極上のリラックス効果について客観的に分析します。
作品の基本情報
| 作品名 | ねこぐらし。2〜クロ猫少女とホロ酔い湯船〜 |
|---|---|
| 出演声優 | 逢田梨香子 |
| 制作 | CANDY VOICE |
| シナリオ | 柳出國男 |
| 収録時間 | 約144分 |
| 作品形式 | ボイス・ASMR |
| 傾向 | 猫娘/温泉/ボーイッシュ/友達感覚/照れ/甘酸っぱさ/睡眠・リラックス |
| 配信開始日 | 2020年11月16日 |
どんな内容か?
今回あなたを迎えてくれるのは、前作でも一緒に過ごしたクロ猫です。
舞台は「マタタビの湯」。
温泉へ入り、身体を洗ってもらったり、シャンプーをしてもらったり、湯船で話したりしながら、再会後の時間を過ごしていきます。
クロ猫の基本的な性格は前作から変わりません。
話し方は自然なタメ口。
必要以上にかしこまらず、こちらへ気軽に声をかける。
お姉さんというより、仲の良い友達のような距離で接してくれます。
ただ、本作ではその中に女の子らしい反応がかなり増えています。
二人きりの温泉という状況を意識して照れる。
気安く話していたのに、不意に好意がにじむ。
前作以上に主人公を大切に思っていることが、会話の端々から見える。
それでも急に甘々なキャラクターへ変わるわけではなく、照れた後にはいつものクロ猫らしい調子へ戻ります。
この距離感が、本作ならではの魅力です。
前作ですでに築かれていた関係があるからこそ、今回は最初からどこか気心の知れた空気があり、自然なタメ口で交わされる何気ない会話にも前作とは違った近さを感じられます。
ASMRでは炭酸シャンプー、頭皮・耳マッサージ、耳かき、オイルマッサージ、背中・肩・足へのマッサージなどを収録。
途中には折り紙をしながら過ごす穏やかな時間もあり、普段はしっかりしたクロ猫が少し無邪気にはしゃぐ姿も楽しめます。
そのため本作は、温泉でさまざまな施術に癒されながら、友達のように気安いクロ猫との間にある照れや好意、前作より近くなった関係性を楽しめる構成です。
サンプル音声
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音質・演技・没入感の評価
距離感と音の作り
本作は、「マタタビの湯」という舞台を生かした水音と、細かな生活・環境音が印象的です。
導入から、
- 足音
- 衣擦れ
- 扉やふすまを思わせる音
- 囲炉裏の薪
- 温泉の水音
などが入り、クロ猫がどこにいて、どのように動いているのかを台詞だけに頼らず伝えています。
温泉では、掛け湯やお湯の揺れる音も刺激が強すぎず、耳へ刺さるような不自然さを抑えた聴き心地です。
炭酸シャンプーでは、泡立てた後のゴシゴシとした音が中心。
身体を流す音やお湯の流れも重なるため、耳だけを施術するASMRとは違い、温泉で頭や身体全体を洗ってもらっている感覚を想像しやすくなっています。
続く頭皮・耳マッサージでは、頭をギューッと押すような圧のある音や、耳をグリグリと揉むような接触音も楽しめます。
強烈な刺激ではありませんが、単に撫でるだけではないため、シャンプーから少し刺激の質が変わります。
湯船での会話では、ピチャピチャした小さな水音が背景。
ここでは施術音よりクロ猫との会話が中心となり、温泉につかりながらすぐそばで話しているような距離を感じやすくなっています。
耳かきも本作では穏やかな方向です。
クロ猫が「気持ちいい?」と様子を確認しながら進めてくれるため、施術そのものだけでなく、相手に大切に扱われている感覚も強めです。
猫じゃらしを使った耳かきでは、耳への刺激に逢田梨香子さんの近い声や吐息が加わります。
そのため、耳かき音だけを追うよりも、クロ猫がこちらを覗き込みながら世話をしている近さを楽しむパートになっています。
オイルマッサージも印象的です。
接触音と逢田梨香子さんの声が近くまとまり、目の前にクロ猫がいる場面を想像しやすい作り。
炭酸シャンプーと並んで、本作のリラックス感を支えている施術の一つです。
音響面では、前作『クロ猫少女と優しい時間』から分かりやすい変化があります。
前作は2020年の「ねこぐらし。」初期作品ということもあり、現在のCANDY VOICE作品と比較すると、声と施術音の距離や空間表現にはまだ粗さがありました。
本作では温泉の水音だけでなく、足音、衣擦れ、薪など場面を構成する細かなSEが増え、人物と周囲の空間をまとめて感じやすい音作りへ一段進んでいます。
現在のCANDY VOICE作品ほど細かな定位や自然な距離移動を緻密に追えるわけではありませんが、前作と比べれば「その場所でクロ猫と一緒に過ごしている」感覚は強くなっています。
演技のトーンと表現
逢田梨香子さんの代表作と言える、以下の役との演技比較
『ラブライブ!サンシャイン!!』桜内梨子
→ 落ち着きと上品さがあり、控えめな空気の中に芯の強さも感じさせるキャラクター
『白い砂のアクアトープ』宮沢風花
→ 夢を諦めた過去を持ちながら、新しい場所で前に進もうとする繊細さが印象に残るキャラクター
を演じています。
本作のクロ猫では、そうした繊細さを残しながら、もっと気取らずフラットな友達感覚の演技が中心です。
特に聴きどころとなるのは、
- 自然なタメ口で話しかける親しみやすさ
- 再会した主人公に対する安心した声
- 温泉で二人きりになった時の照れ
- 普段はサバサバしているのに不意に見せる乙女心
- 施術中に相手を気遣う優しい話し方
- 耳元での甘い声と吐息
- 前作より分かりやすくなった好意
- 何気ない会話から感じられる昔馴染みのような距離
- 折り紙ではしゃぐ無邪気な反応
- 寝かしつけでの頼れる柔らかさ
前作のクロ猫は、少しボーイッシュで男勝り。
気取らない。
言いたいことを素直に言う。
でも、その内側にはかなり強い優しさがある。
そんなキャラクターでした。
本作でもその軸は変わりません。
ただ、主人公へ気を許したことで、今まで表へ出しにくかった部分が見えるようになります。
温泉で照れる。
恋愛を意識する。
相手を愛おしく思う気持ちが、言葉や語尾ににじむ。
無邪気にはしゃぐ。
前作では「頼れる気のいい友達」という印象が強かったクロ猫に、「実はこんなに女の子らしいところもあるんだ」と感じられる瞬間が増えています。
逢田梨香子さんも、クロ猫を単純に甘い声へ変えてはいません。
普段の話し方はあくまでフラット。
そこから少し照れる。
声が柔らかくなる。
語尾に気持ちが乗る。
近距離になると甘さが増す。
こうした小さな変化で女の子らしさを見せています。
そのため、シーズン1のクロ猫が好きだった人でも性格が変わった印象を受けにくく、関係が深まったから見えるようになった一面として自然に受け取りやすくなっています。
没入感と聴きやすさ
本作は約144分あり、シャンプーからマッサージ、耳かき、温泉での会話、折り紙、寝かしつけまでかなり幅広い内容を楽しめます。
それでも全体のテンションは穏やかです。
炭酸シャンプー。
頭皮・耳マッサージ。
湯船での会話。
耳かき。
オイルマッサージ。
背中・肩・足のマッサージ。
膝枕。
寝かしつけ。
場面は次々に変わりますが、どれも大きな刺激で意識を引き戻す方向ではありません。
そのため、長時間流しながらリラックスする用途と相性がよく、シャンプーや後半のマッサージでそのまま眠りやすい構成です。
特に背中・肩・足までまとめてほぐしてもらうパートは、耳だけへ集中する必要がなく、全身の力を抜くような感覚で聴きやすくなっています。
最後は膝枕から寝かしつけへ。
逢田梨香子さんの声、穏やかな吐息、撫でてもらう音が重なり、クロ猫の親しみやすさと頼れる安心感の両方を感じながら眠れます。
この「安心感」は本作の大きな特徴です。
恋人のように最初から甘い言葉を重ねるわけではない。
かといって、まだ距離のある相手でもない。
気を遣わず話せるのに、ふとした時にはドキッとする。
昔から知っている友達や幼馴染と二人きりになったような気安さの中へ、少しずつ恋愛の空気が混ざってくることが、本作独特の没入感につながっています。
良かった点
- 逢田梨香子さんの自然なタメ口と、クロ猫の気取らない性格がよく合っている
- 前作のボーイッシュさを残しながら、女の子らしい照れや乙女心が増えている
- 主人公との距離が前作より縮まっていることを会話から感じやすい
- 同級生や幼馴染のような気安さと恋愛的な甘酸っぱさが両立している
- 好意を大げさに押し出さず、語尾や声の柔らかさから感じられる
- 炭酸シャンプーの泡立ちやゴシゴシ音を心地よく楽しめる
- 頭皮・耳マッサージでは押す・揉むといった複数の刺激がある
- 湯船の水音を背景にした自然な会話が雰囲気に合っている
- 耳かきではクロ猫に気遣われながら癒される安心感がある
- 猫じゃらし耳かきと近距離の吐息・甘い声の組み合わせを楽しめる
- オイルマッサージは距離が近く、クロ猫が目の前にいる感覚を得やすい
- 背中・肩だけでなく足までまとめてマッサージしてもらえる
- 折り紙では普段と違った無邪気なクロ猫を楽しめる
- 薪、足音、衣擦れなど細かな環境音が空間への没入感を高めている
- 最後は膝枕、吐息、撫でる音でそのまま眠りやすい
- 前作より環境音やSEが充実し、音響面でも成長を感じやすい
気になった点
- 強いゴリゴリ系の耳かきや刺激的なASMRを主役にした作品ではない
- 温泉やシャンプーなど水音を使う場面が多く、水音系ASMRが苦手な人には合いにくい
- 施術の種類は多いものの、全体としては穏やかな刺激が中心
- 前作より女の子らしさが増えているため、シーズン1の男勝りなクロ猫だけを求める場合は少し印象が変わる
- 主人公との過去を匂わせる会話があるため、完全にストーリーなしの施術特化作品ではない
- 単品でも楽しめるが、二人の距離が縮まった意味は前作から聴いた方が分かりやすい
- 現在のCANDY VOICE作品ほど細かな定位や距離移動が緻密なわけではない
購入者レビューの傾向
① 前作の親しみやすさを残しながら、女の子らしくなったクロ猫が特に好評
ボーイッシュで気取らず、自然なタメ口で話すクロ猫らしさは本作でも高く評価されています。
その一方、前作より照れや乙女心が表へ出るようになり、女の子らしい可愛らしさが増したことも大きな魅力として受け取られています。
二人きりの温泉を意識して恥ずかしがったり、何気ない会話の中で好意がにじんだりと、以前より恋愛を意識させる場面が増えています。
それでもサバサバした話し方自体は残っているため、「クロ猫の性格が変わった」のではなく、主人公との距離が近づいたことで見せる表情が増えたという評価が中心です。
② 温泉の水音と多彩なマッサージによるリラックス感が好評
炭酸シャンプー、頭皮・耳マッサージ、耳かき、オイルマッサージ、背中・肩・足への施術など、約144分の中でさまざまな癒しを楽しめる点が支持されています。
シャンプーの泡立て後に聞こえるゴシゴシ音や、頭皮を押す音、耳を揉む音など、それぞれの施術に違った質感があります。
特にシャンプーや全身に近いマッサージは寝落ち用途との相性もよく、施術を受けながら自然に眠気が強くなるという受け取り方があります。
最後には膝枕での寝かしつけもあり、温泉で身体をほぐしてもらった後、そのままクロ猫のそばで眠る流れがリラックス用途でも好評です。
③ 主人公との過去を感じさせる距離感と、細かな環境音が没入感を高めている
クロ猫と主人公の会話には、単なる「客と猫娘」以上の関係を思わせる気安さがあります。
普通のタメ口で話し、昔から相手のことを知っているようなやり取りをするため、元同級生や幼馴染のような関係を想像したという受け取り方もあります。
そこへ照れや好意が加わることで、懐かしさと恋の予感が同居した甘酸っぱい雰囲気が生まれています。
音響面でも、温泉の水音だけでなく、薪、足音、衣擦れといった細かなSEが好評です。
前作と比べて環境音の使い方が増え、クロ猫の声だけを聴くのではなく、同じ空間で一緒に過ごしている感覚を得やすくなったことが評価されています。
この作品が向いている人
- 逢田梨香子さんの自然で親しみやすい声をASMRでじっくり楽しみたい人
- 前作のクロ猫が好きで、その後の関係性を見たい人
- ボーイッシュな女の子がふと見せる乙女心に惹かれる人
- 恋人より少し手前の、同級生・幼馴染のような気安い距離感が好きな人
- 温泉や炭酸シャンプーなど水音系のASMRが好きな人
- 耳かきだけでなく、頭皮・耳・背中・肩・足まで幅広いマッサージを楽しみたい人
- 施術音と近距離の吐息を一緒に楽しみたい人
- 細かな環境音による臨場感を重視する人
- 長時間流しながらゆっくりリラックス・寝落ちしたい人
逆に以下の人には、やや方向性が異なります。
- 強い刺激の耳かきや激しいASMRを求める人
- 水音を使った施術が苦手な人
- 前作の男勝りなクロ猫だけをそのまま楽しみたい人
- 恋愛や過去の関係を匂わせず、完全に施術だけを聴きたい人
- 最新のCANDY VOICE作品のような緻密な定位・距離移動を最優先する人
総合評価・まとめ
気取らない友人の顔と、恋を意識した甘い吐息。緻密な音響空間で味わう「近くて甘酸っぱい」至福の144分
本作の最大の魅力は、逢田梨香子さんの飾らない自然な演技によって生み出される「近すぎないのに、かなり近い」という絶妙な距離感にあります。最初から恋人として甘やかされるのとは違う、昔からの幼馴染や同級生と一緒にいるような気安さの中で、ふと見せられる女の子らしい一面が、極上の没入感と心地よい緊張感をもたらしてくれます。
- 親しみやすさの裏に覗く、不意打ちの「乙女心」: ボーイッシュでサバサバとした口調を崩さないまま、主人公への一途な好意が隠しきれなくなっていく過程が見事です。温泉という非日常の空間で、普段の余裕が少しだけ崩れ、語尾や吐息に甘さが混じる瞬間の破壊力は計り知れません。多くのリスナーから「同級生や幼馴染との修学旅行のよう」と支持されている通り、過去の関係性を匂わせるノスタルジックな会話と、少しずつ恋愛へと近づいていく甘酸っぱい空気感に、胸の奥がキュッと締め付けられます。
- トラックリストが物語る、長尺で堪能する圧倒的な空間設計: 本作は、前シリーズから音響面が劇的に進化しており、24分を超える『温泉のしゅわしゅわボディソープでお体流し&炭酸シャンプー』や『頭皮&お耳のマッサージ』など、贅沢な時間をかけてじっくりと体をほぐしてくれます。ピチャピチャと響く湯船の水音、囲炉裏でパチパチとはぜる薪の音、歩く足音や衣擦れに至るまで、細やかな環境音が立体的に配置されており、目を閉じれば本当に「マタタビの湯」に滞在しているかのような確かな臨場感に包まれます。
- 気兼ねない安心感が誘う、深いリラックスと睡眠: 強すぎる刺激を避け、日常的で穏やかな施術音が連続するため、睡眠導入としての適性も抜群です。特に顔や両耳へのオイルマッサージの生々しくも心地よい摩擦音や、背中から足先までを丁寧に揉みほぐす柔らかな音の連なりは、聴いているだけで全身の力が自然と抜け落ちていく感覚を味わえます。終盤、膝枕での寝かしつけでは、気を遣わなくていい相手の安心感と、すぐそばで聞こえる艶やかな吐息が混ざり合い、抗えない眠気の波へと心地よく引きずり込まれていきます。
結論として、気兼ねない関係だからこそ味わえる特有の甘酸っぱさと、緻密な環境音に包まれた穏やかな施術。逢田梨香子さんの自然体な声に癒されながら、心身ともに深くリラックスしたい方に強くおすすめできる珠玉の作品です。
※DLsiteで作品の詳細や価格を確認できます
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